同じ部活の友人にジョジョを布教されて漫画を貸してもらった、そして入院というしっかり本を読む機会を得たというひょんなことからこの本を読み始めた。
現在、入院してからの読破数1冊である。
主な主人公は
の2人てある。
最初のシーンは古代メキシコ・アステカ帝国の「石仮面」を付けた男が族長(オサ)と呼ばれ称えられるシーンから始まる。
石仮面は人の血を吸うとひび割れから突起が伸び仮面をつけた人に永遠の命を与える、というもののようだった。
しかし、この石の仮面の部族はその目的を遂げず滅びてしまう、その謎は石仮面にある、という文言でこのシーンは終わる。
次のシーンはディオの父親が死にかけており、ディオに「自分が死んだら、自分に恩があるジョースター卿(ジョジョの父親)に助けてもらえ」と伝える。
ディオの父親の回想シーン
12年前、ディオの父親は、偶出くわした馬車の事故で、その馬車に乗っていたジョジョ(当時赤ちゃん)の父親のジョースター卿の金品を奪おうとする。
だが、ジョースター卿はディオの父親が自分を助けてくれたと勘違いをし、感謝をする。
ディオとジョジョの出会い
ディオは父親が死んだ後、ジョースター卿の元に向かう。
ジョースター卿の元には、ディオと同い年の息子ジョジョがいた。
ディオは、ジョジョを追い詰めジョースター卿の遺産をいつかは乗っ取ることを決意する。
ディオはジョジョにスポーツや拳で力の差を見せつけたり、友人を奪ったり、ジョジョの仲のいい女の子にキスをしてみたり、ジョジョの愛犬を殺すなど、徹底的にジョジョを追い詰めようとする。
しかも、ディオは賢くやり方は狡猾であり、ジョジョが自分でヘマをしているように見せかけていた。
そうこうしながら7年の月日が経った。
成人
ディオもジョジョももう成人という頃になり、ディオは本格的に遺産を乗っ取ろうとしはじめる。
ディオは東洋の毒薬を使ってジョースター卿を殺そうとする。また、実はその薬はディオが実の父親を殺すことにも使っていたことが発覚する。それに気づいたジョジョは、
なんとしてでもそれを阻止しようと、薬の効果を調べるため食屍鬼街(オウガーストリート)に繰り出すところで1巻は終わりである。
感想
主人公のうち1人がここまでの極悪人、というパターンもなかなか珍しいのでは無いのだろうか。また、最後は勇ましい姿を見せてくれたとはいえ、正義側であるジョジョがディオに立場を奪われていくことも。