前回はこちらから。
友達に4月頃、まとめて本を借りた。(2回目)
院試前で忙しかったり、気力が湧かない日が続いてやっと続きが読めた。
前回、ジョジョ(ジョナサン・ジョースター)の前にディオが蘇らせた伝説の騎士であるタルカスとブラフォードが現れるところで終わった。
4巻はその戦闘シーンから。「死髪舞剣(ダンス・マカブヘアー)」という髪の毛で剣を持ち、自由に操る技で、ブラフォードはジョジョを追い詰めてゆく。
死髪舞剣を避けたジョジョは崖下の湖の中に落ちる。水中では呼吸ができない、つまり呼吸法が使えないから、ピンチのジョジョ。
水面に向かうかと思いきや、ジョジョは湖底に向かう。近くの地層で石炭が取れるこの湖底にはわ湖底と石との隙間に空気を閉じ込めたまま水没した石があると踏んだのだ。
その予想は当たり、ジョジョは一呼吸の空気を手に入れる。水中は波紋をよく伝えるため、ジョジョは波紋法でブラフォードに傷を……と言いたいところだが、素早く逃げたブラフォードにはかすり傷を付けただけだった。
一方ブラフォードは
ディオ様が……我に生命を与えくださりこの男と闘わせてくれたことに感謝とこの上ない名誉を感じる!
この男は勇者の素質十分!
と前世の騎士道への誇りを感じさせる発言をする。最大を尽くしジョジョと闘う決意をするブラフォード。
髪の毛の攻撃でディオの全身を絡み、身動きを取れなくする。
トドメの剣を刺そうとするブラフォードに、ディオはこれだーっ!と、剣を足で防御し、同時に波紋法で剣を通じ攻撃をする。
波紋法により、ブラフォードは傷を負うという人間としての痛みと高潔な魂を得て、ゾンビとしての肉体を滅ぼした。体が崩れながらも、ブラフォードは
フフフ……この「痛み」こそ「生」のあかし
この「痛み」あればこそ「喜び」も感じることができる
これが人間か……
奇妙なやすらぎをおれは今感じる
もうこの世への恨みはない……
こんなすばらしい男に
こんなあたたかい人間に最後の最後に出会えたから……
我が女王の元へ旅立とう……
と言い残す。さらに、ブラフォードは
ジョナサン……
このおれの剣に刻んであるこの言葉をお前に捧げよう!
Luck!(幸運を)
そして君の未来へこれを持って
行けッ!
PLUCK(勇気をッ!)
と「P」の文字を付け足した剣を渡して蒸発する。
ジョジョは、こんな誇り高い人物を狂気に変える石仮面、そしてそれを操るディオを許せないという気持ちをいっそう強める。
と、その後ろにタルカスが待ち構えていた。
タルカスは近くを通りかかったポコという少年を人質にとる。
タルカスは足元の崖を剣で崩す。崩して落ちた先には、騎士の授業場があった。
タルカスに嵌められ、ジョジョは首に鎖を付けられ、騎士の授業場の中に閉じ込められてしまう。
その部屋は双首竜の間、といい中世騎士殺人修練場のひとつだった。この部屋では、首に鎖を付け1VS1となって相手と戦い、相手の首にある自分の鎖の鍵を手に入れる、つまり相手の首を吹き飛ばした方が勝ちというデスゲームをする場所だった。ツェペリやポコ、スピードワゴンは、部屋の外で2人を見守るしかできない状態となった。
と、そこに、通風口として子ども1人入れそうな穴を見つける。ポコは怯えながらも町にいる家族を守る覚悟を決め、通風口に入る。タルカスにポコは一撃を食らうが
こ……こわい……の……はいたみじゃあ……ないぜ…………
と部屋の外への出口をあけるレバーを下ろした!
ツェペリは師匠に言われた
このまま修行を続けるならもう抜け出られん……
そなたの「死の運命」から!
(中略)
古からの死臭ただよう密室で……幼な子が門をひらく時!鎖で繋がれた若き獅子を未来へとき放つため!
おのが自身はその傷を燃やし!
しかるのちに残酷な死を迎えるであろう
という予言を思い出し、覚悟をきめる。
ツェペリは、鎖に体を半分にされながらも、究極の奥義を捧げる!と言い、ジョジョの手を握り、エネルギーを注ぎ込んで息絶える。
エネルギーに満ち溢れたジョジョは首の鎖を引きちぎる。
そして、圧倒的な力でタルカスをやっつける。
ジョジョは虫の息のツェペリと最期の言葉を交わす。
ディオを探す道中、ジョジョたちはツェペリの師匠トンペティとその弟子、ダイアー、ストレイツォと会う。
また、ポコの家では、ポコの姉がポコを探して姿が消えたことが発覚。
一方、ポコの姉はディオのゾンビに殺されようとしていた。ジョジョたちはゾンビを倒し、そして、ディオに地獄から戻ったぞ!と対峙するところで4巻は終わる。