みずの備忘録

どこかの国公立大の理学部生。ジオがすき。いきものも好き。

標本バカ/川田伸一郎 (Hyohon-baka /Shinichirou Kawata)

 Hi, It's colder and colder these days. I don't want to leave from my bed.

 

 Today I'll tell you about the book, 「Hyohon-baka」.

Hyohon means 'specimen' in Japanese. Also, baka means 'crazy'.

The author worked as mammal researcher at National Science Museum.

 He loves to collect carcass and make specimen. In the book, the role of national museums and his daily life about specimen is written.

標本バカ

標本バカ

  • 作者:川田 伸一郎
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  To begin with, why I seleceted the book is simply I like to natural history. When I first found the book on the Internet, I felt like to read it. Now, I'm glad to have read the book.

 

 Personally, I thought it interesting that which specmen be to be classified into lucky round number like 30000. *1

For example, 30000th specman is Giant panda (Ailuropoda melanoleuca) named huei-huei. 100th is Japanese wolf (Canis lupus hodophilax).

He also points out that the number of ribs are different between mammals. 

 

From the book, I feel his enthusiasm for specimens a lot. He is cool and I can't

imitate him!!

After finishing reading, I understand more about specimen and museum.

 

 

 

*1:日本語でいうキリ番

狭き門/アンドレ・ジッド

《力を尽して狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者おおし。生命にいたる門は狭く、その路は細く、之を見いだすものすくなし》

 

はろ。

今回はスマホから投稿してみた。機能制限あるようだ。使い方よく分からない。

私はあまり古典文学は読まないタチではあるが、友達と輪読することになった影響で読むことになった。



 

🐾概要

狭き門は1909年に発表されたジッドの代表作だ。

一言で言うと狭き門は恋愛小説だ。語り手であるジェロームと、その従姉のアリサが主な主人公だ。幼い頃から2人はお互いを深く愛し合っており、ジェロームはアリサに結婚話を持ちかけようとするが、アリサはキリスト教の信仰のために結ばれようとはしない。2人は信仰と結婚して幸せになることの狭間で葛藤する。最終的にアリサは病気で亡くなってしまった。アリサの日記が遺されており、そこにはどれだけジェロームを深く愛しているかや信仰と愛との葛藤が書かれていた。それを読んだジェロームは一生誰とも結婚しないと決める…というのがざっくりした概要である。

 

🐾感想

正直な感想を言うと「難しい」だった。キリスト教を信仰している人間なら、ジェロームを愛しているのにも関わらず敢えて彼を突き放すような行動をとったアリサを理解出来るのかもしれないが、私はキリスト教信者ではないしちゃんと理解出来なかった。

その上での私の意見や感想を述べる。(間違ってるかもしれないけど…💦)

 

アリサとジェロームはほぼ遠距離恋愛のような状態であり、しょっちゅう手紙のやり取りをしていた。最初こそ手紙のやり取りは順調だったが、途中から2人の考え方にすれ違いが生じてくる。アリサは神に近づく為には、ジェロームとの愛は障壁になると考えるようになっていったように思えた。一方、ジェロームはアリサ無しの人生は考えられない、徳を積むのはアリサと一緒になる為だと思っているようだった。

 

私が読みとれたのはこの程度だった。(文学的素養のNASA…)

 

これを伝えると友達は更にこれに言及してくれました。

 

最初はジェロームもアリサも、2人で一緒になることを望んでいたしそうなろうとしていた。しかしアリサは、恋によって満ち足りた気持ちが絶望に変わり、自分が他の幸福のために生きているのだと確信するようになった。そして愛は徳を積むことへの妨げにしかならないことに気がついた。

「わたしたちは、幸福になるために生れてきたのではないんですわ」

「神さまを得ようと思ったら、誰でもひとりでなくてはいけないのよ」

そしてジェロームと二人で並んで歩くには狭すぎる門に一人で入ることを決意したのだ。

 

🐾狭き門を読んで

アリサの日記の記述でとにかく、ジェロームへの愛を感じられた。愛しているが故に自分からジェロームを遠ざけようとする、そういうことはなかなかできるものでは無いと思う。

 

また、とても印象深かったシーンを書かせていただきたい。

 

アリサがジェロームと最後に会った時(その時点で病気で体が弱っていた模様、アリサは死期を悟っていたのかもしれない)

アリサは、自分がこの上もなくジェロームを愛していたことを覚えておいてほしいと言って、アメジストの首飾りをジェロームに渡し、誰かと結婚して娘が生まれたら首にかけてほしいと頼んだ。また、娘にアリサの名前を付けてくれと頼んだ。

ジェロームは結婚する相手はアリサ以外にありえないと、それを断る。

 

本を読み終わってからこのシーンを思い返すと、これはジェロームと一緒になれないアリサのせめてもの願望だったのだろうか、と悲しくなった。

とにかく儚くて純粋な恋愛の話だった。何年後か経って読み返したらまた新しい発見があるかもしれない。また是非読みたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

火の賜物 ヒトは料理で進化した

 少しづつ、読んだ本や好きな本を紹介していこうと思う。 今回紹介したい本は『火の賜物 ヒトは料理で進化した』だ。

www.amazon.co.jp

この本は、私が生き物の進化や骨により興味をもつきっかけになった思い入れの深い本。

最初に読んだのは、中三くらいの時に図書館でたまたま見つけて面白そう、と手に取ったからだ。それからちょくちょく図書館でまた借りることを繰り返していたのだが、この前運命的な出会いを果たして今手元にこの本がある。

どういうことかというと、ご縁があって教授から、地学関係の本や標本をいただくことになったのだが、そのとき先生が見せて下さった蔵書のなかにこの本があったのだ。

「この本、すごく影響もらったんですよね」と伝えると

「ああ、以前論文書いたときに参考にしたんだよね。でもその論文リジェクトされたから癪だしあげる(笑)」

と仰って私の手元に来ることになったのだ。ありがたいし、運命的な出会いだなと勝手に思っている。その教授からいただいた本は面白そうなものが多いし、読み進めたらまたここに書いていこうと思う。

話がずれた。本の内容に移ろう。といっても読書感想文は苦手なタチなので下手な文になっているが、お許しいただきたい(保険をかけていく姿勢)

内容は題名の通り、火を使った料理が我々の祖先にどんな影響を与えたかや、さらに言えば料理がどのように我々を人間足らしめたかについてである。

個人的に面白かったのは、料理が我々の骨格や消化器官、脳の容積など多岐にわたってに大きい影響を与えているということだった。

例えば、 料理によって食べ物を柔らかくすることで、咀嚼に大幅に費やしていた時間を減らし、ほかの活動に時間を回せるようになったことである。

読み進めるうちに、いかに料理が人類への進化をもたらしたかがみえてきて楽しい。

ジオパーク紀行 番外編

一日目の昼食。

 

村岡ファームガーデンにて。

www.farm-garden.jp

 

悲しいことに友達が、、はい、、、、(察していただきたい)

だったし、ボッチ席もなくてどうしよう、となっていたところ

先生方に手招きされて、一緒に食べることになった。

 

頼んだのは

 

ジャン!

f:id:mizu_rainforest:20201016042018j:plain

たじま牛世界ジオパークセット(税込1650円)


ハンバーグが横ずれ断層

トマトソースが溶岩

大根おろしが雪山

 

を表してるとのこと。

 

運ばれてきたジオパークセットを見て先生方が完全にオタク口調化して色々ジオパークセットについて語り始めてちょっと面白かった。全然ペースについていけてなかったけども(笑)一番印象に残ったのがこれ。

(ほかにも代わる代わる色々言われたが、理解が追い付かず覚えてない(-_-;))

先生「トマトソースを大根おろしにかけちゃだめよ。チーズにかけて。溶岩を雪にかけるなんて危険。食べ合わせもちゃんと考えられているね。」

 

後から、溶岩と雪の組み合わせがなぜ危険か有識者に聞いたところ、恐らく融雪型火山泥流のことらしい。

簡単に言うと、雪が積もった火山において火山活動が起こるとその熱によって雪が融け、大量の水が土砂を巻き込みながら谷沿いを流れ下る現象で土石流よりもスピードが速い。また、天候に関係なく起こるため予測は難しく、火山活動が起こっている雪山は危険であるといえる。

 

www.data.jma.go.jp

 

日本では、十勝岳でかなりの被害があったそうだ。

www.town.biei.hokkaido.jp

ジオパーク紀行2


やあやあ。

お久しぶりです。三日坊主になってました。習慣づけ、なかなか難しい…。

 

ジオパーク紀行2です。1はここから。

mizu-rainforest.hatenablog.jp

 

二日目。朝。バス(現地までバス移動でした)に乗ってすぐ、土砂降りからスタート。

f:id:mizu_rainforest:20201013214845j:plain

 

やっば…。朝洗濯物干したばかりなのですが…。

いや、、、ちょっと今日乾いてくれないと着る服ないのですが??

はあああ…ふて寝しよ…。

 

 

( about 2 hours later)

 

 

 

…!??

えっ… めちゃくちゃ晴れてるし綺麗!白砂青松とはこのこと…

 

f:id:mizu_rainforest:20201013214456j:plain

 

☆竹野浜(兵庫県豊岡市

白い砂浜。きれいな海。ザ・夏という感じだ。

f:id:mizu_rainforest:20201013214402j:plain

f:id:mizu_rainforest:20201013214123j:plain

goo.gl

 

でも、この海はなぜこんなに綺麗なんだろう?こんな海なかなかみない。

その秘密はこの地域の地形にある。

 

猫崎半島という細長い半島が外海の海流を遮ってるため、汚い水やごみなどが入ってこないのだ。すごい。

実は半島がきれいな海岸のキーポイントだったとは。

 

 

これは砂浜にあった流紋岩。個人的に色味が好きだったので思わず撮っちゃった。

f:id:mizu_rainforest:20201013214626j:plain

 

こちらは相棒。

f:id:mizu_rainforest:20201013214542j:plain

 

はさかり岩

 かつて上にあった岩が、崩落して岩と岩の間に挟まったと考えられている。県指定名勝です。ちなみに「はさかる」とは地元の方言で、「挟まる」という意味だそう。ジオから地元の方言を垣間見れるなんてまさにジオパーク*1

f:id:mizu_rainforest:20201013214322j:plain

 

ちなみに洗濯物は無事に乾いていました。よかった。

(続く)

 

*1:

ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。

大地(ジオ)の上に広がる、動植物や生態系(エコ)の中で、私たち人(ヒト)は生活し、文化や産業などを築き、歴史を育んでいます。ジオパークでは、これらの「ジオ」「エコ」「ヒト」の3つの要素のつながりを楽しく知ることができます。

ジオパーク紀行1

この夏休み。

せっかく受験から解放されたのに、コロナで遠くに行くことが憚られる…。行きたいところや会いたい人がいっぱいなのに。

f:id:mizu_rainforest:20200918184348g:plain
ソーシャルディスタンス<a href="Illustration">https://stories.freepik.com/people">Illustration by Freepik Stories</a>

九月某日。 学校での集中講義があった。 前述のような気分の中、この夏休みで唯一遠くまで出かけられること、楽しみな講義であることに胸を高鳴らせていた。目的地は山陰海岸ジオパーク。 以下、道中のことを書き記していこうと思う。

☆神鍋高原(兵庫県日高町

近畿で最も新しい火山と言われる神鍋山。山自体には行かなかったが、露頭を見てきた。

…実は私、これが人生初露頭だったので、圧巻されるとともににやけてしまっていた。

色や質感は異なるが、どれもスコリアで成っているそう。 右上の比較的サラサラした層と、左下のごつごつした層は、スコリアのサイズがちがう。サイズはマグマの吹き出し方により変わる。(具体的な吹き出し方の違いを調べきれなかったので、わかり次第追記します…)

f:id:mizu_rainforest:20200918172236j:plain
神鍋高原の露頭
f:id:mizu_rainforest:20200918213708j:plain
スコリア(ごつごつした層のもの)

スコリアの水はけのよさの為に水はすぐに地下に流れ、クリンカーと呼ばれる溶岩層(水を通さない)の隙間を通り、下流で奇麗な水がわく。ここではその水を使い、ワサビやマスの生産も有名であるとか。ワサビは信州のイメージが強かったので、驚いた記憶。

また、ここの土壌は黒ボク土。黒ボク土は火山灰土と腐植土から成る土で、保水力がよく畑作向きの土だ。ただ黒ボク土は稲作ができるほどの保水力はないので、神鍋では稲作はできない。

神鍋では、この黒ボク土を使ってできた野菜を高原野菜として売り出していて、道の駅でも売ってるそう。(というのも残念ながらこの日、道の駅のレストランが閉まっていたので行かなかった…)

f:id:mizu_rainforest:20200918215652j:plain
黒ボク土の畑

(続く)

読んでいただきありがとうございました。特に地学系、怪しい知識が多々あると思われます。 科学的におかしい部分があれば指摘していただけたら幸いです。

はじめまして。

はじめまして。水綺(みずき)と申します。 元々のTwitterのお名前をみずにしていたので、みずと名乗ってたりすることもあります。

某大で理学部生というものをやってます。 ジオと生き物が好きです。興味のある分野(地質、古生物、生き物の進化etc.)で面白いと思ったことを書いていけたらな~とおもっています!🌎

なぜブログを書こうと思ったのー?というと (学んだことを書き残す場が欲しい!日記でも書こうかなあ~) とぼんやり思っていたところに

大学のセンセ「学んだことを人に伝える場としてブログ書いてみたら??」 と提案していただいていいね👍やろやろ! となったのです。

そのセンセの授業をまだまともに受けたことないけど、色々お世話になってるセンセです。(メール一か月放置してるけど)(ごめんなさい) センセ~、何を今更感がありますがブログがんばりますー

といっても、

…えーー、何を書いたらいいのだろう。自分しか見ない私的な日記ではないけど、大勢の人に発表するものでもないからどういう書き方をしたらいいんだ!?

と悩みながら書いてるんですよね…。このように書き方が散逸してることからお察ししている方もいらっしゃいそう(-_-;)

まとまりが悪すぎる!書きなれていけるようがんばるぞー

どうぞよろしゅう。