みずの備忘録

どこかの国公立大の理学部生。ジオがすき。いきものも好き。

ジオパーク紀行 番外編

一日目の昼食。

 

村岡ファームガーデンにて。

www.farm-garden.jp

 

悲しいことに友達が、、はい、、、、(察していただきたい)

だったし、ボッチ席もなくてどうしよう、となっていたところ

先生方に手招きされて、一緒に食べることになった。

 

頼んだのは

 

ジャン!

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たじま牛世界ジオパークセット(税込1650円)


ハンバーグが横ずれ断層

トマトソースが溶岩

大根おろしが雪山

 

を表してるとのこと。

 

運ばれてきたジオパークセットを見て先生方が完全にオタク口調化して色々ジオパークセットについて語り始めてちょっと面白かった。全然ペースについていけてなかったけども(笑)一番印象に残ったのがこれ。

(ほかにも代わる代わる色々言われたが、理解が追い付かず覚えてない(-_-;))

先生「トマトソースを大根おろしにかけちゃだめよ。チーズにかけて。溶岩を雪にかけるなんて危険。食べ合わせもちゃんと考えられているね。」

 

後から、溶岩と雪の組み合わせがなぜ危険か有識者に聞いたところ、恐らく融雪型火山泥流のことらしい。

簡単に言うと、雪が積もった火山において火山活動が起こるとその熱によって雪が融け、大量の水が土砂を巻き込みながら谷沿いを流れ下る現象で土石流よりもスピードが速い。また、天候に関係なく起こるため予測は難しく、火山活動が起こっている雪山は危険であるといえる。

 

www.data.jma.go.jp

 

日本では、十勝岳でかなりの被害があったそうだ。

www.town.biei.hokkaido.jp

ジオパーク紀行2


やあやあ。

お久しぶりです。三日坊主になってました。習慣づけ、なかなか難しい…。

 

ジオパーク紀行2です。1はここから。

mizu-rainforest.hatenablog.jp

 

二日目。朝。バス(現地までバス移動でした)に乗ってすぐ、土砂降りからスタート。

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やっば…。朝洗濯物干したばかりなのですが…。

いや、、、ちょっと今日乾いてくれないと着る服ないのですが??

はあああ…ふて寝しよ…。

 

 

( about 2 hours later)

 

 

 

…!??

えっ… めちゃくちゃ晴れてるし綺麗!白砂青松とはこのこと…

 

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☆竹野浜(兵庫県豊岡市

白い砂浜。きれいな海。ザ・夏という感じだ。

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goo.gl

 

でも、この海はなぜこんなに綺麗なんだろう?こんな海なかなかみない。

その秘密はこの地域の地形にある。

 

猫崎半島という細長い半島が外海の海流を遮ってるため、汚い水やごみなどが入ってこないのだ。すごい。

実は半島がきれいな海岸のキーポイントだったとは。

 

 

これは砂浜にあった流紋岩。個人的に色味が好きだったので思わず撮っちゃった。

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こちらは相棒。

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はさかり岩

 かつて上にあった岩が、崩落して岩と岩の間に挟まったと考えられている。県指定名勝です。ちなみに「はさかる」とは地元の方言で、「挟まる」という意味だそう。ジオから地元の方言を垣間見れるなんてまさにジオパーク*1

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ちなみに洗濯物は無事に乾いていました。よかった。

(続く)

 

*1:

ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。

大地(ジオ)の上に広がる、動植物や生態系(エコ)の中で、私たち人(ヒト)は生活し、文化や産業などを築き、歴史を育んでいます。ジオパークでは、これらの「ジオ」「エコ」「ヒト」の3つの要素のつながりを楽しく知ることができます。

ジオパーク紀行1

この夏休み。

せっかく受験から解放されたのに、コロナで遠くに行くことが憚られる…。行きたいところや会いたい人がいっぱいなのに。

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ソーシャルディスタンス<a href="Illustration">https://stories.freepik.com/people">Illustration by Freepik Stories</a>

九月某日。 学校での集中講義があった。 前述のような気分の中、この夏休みで唯一遠くまで出かけられること、楽しみな講義であることに胸を高鳴らせていた。目的地は山陰海岸ジオパーク。 以下、道中のことを書き記していこうと思う。

☆神鍋高原(兵庫県日高町

近畿で最も新しい火山と言われる神鍋山。山自体には行かなかったが、露頭を見てきた。

…実は私、これが人生初露頭だったので、圧巻されるとともににやけてしまっていた。

色や質感は異なるが、どれもスコリアで成っているそう。 右上の比較的サラサラした層と、左下のごつごつした層は、スコリアのサイズがちがう。サイズはマグマの吹き出し方により変わる。(具体的な吹き出し方の違いを調べきれなかったので、わかり次第追記します…)

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神鍋高原の露頭
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スコリア(ごつごつした層のもの)

スコリアの水はけのよさの為に水はすぐに地下に流れ、クリンカーと呼ばれる溶岩層(水を通さない)の隙間を通り、下流で奇麗な水がわく。ここではその水を使い、ワサビやマスの生産も有名であるとか。ワサビは信州のイメージが強かったので、驚いた記憶。

また、ここの土壌は黒ボク土。黒ボク土は火山灰土と腐植土から成る土で、保水力がよく畑作向きの土だ。ただ黒ボク土は稲作ができるほどの保水力はないので、神鍋では稲作はできない。

神鍋では、この黒ボク土を使ってできた野菜を高原野菜として売り出していて、道の駅でも売ってるそう。(というのも残念ながらこの日、道の駅のレストランが閉まっていたので行かなかった…)

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黒ボク土の畑

(続く)

読んでいただきありがとうございました。特に地学系、怪しい知識が多々あると思われます。 科学的におかしい部分があれば指摘していただけたら幸いです。

はじめまして。

はじめまして。水綺(みずき)と申します。 元々のTwitterのお名前をみずにしていたので、みずと名乗ってたりすることもあります。

某大で理学部生というものをやってます。 ジオと生き物が好きです。興味のある分野(地質、古生物、生き物の進化etc.)で面白いと思ったことを書いていけたらな~とおもっています!🌎

なぜブログを書こうと思ったのー?というと (学んだことを書き残す場が欲しい!日記でも書こうかなあ~) とぼんやり思っていたところに

大学のセンセ「学んだことを人に伝える場としてブログ書いてみたら??」 と提案していただいていいね👍やろやろ! となったのです。

そのセンセの授業をまだまともに受けたことないけど、色々お世話になってるセンセです。(メール一か月放置してるけど)(ごめんなさい) センセ~、何を今更感がありますがブログがんばりますー

といっても、

…えーー、何を書いたらいいのだろう。自分しか見ない私的な日記ではないけど、大勢の人に発表するものでもないからどういう書き方をしたらいいんだ!?

と悩みながら書いてるんですよね…。このように書き方が散逸してることからお察ししている方もいらっしゃいそう(-_-;)

まとまりが悪すぎる!書きなれていけるようがんばるぞー

どうぞよろしゅう。